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長続きの秘訣 [一日一歩前へ!]

以前聞いた言葉で、とても印象に残るものがありました。

「運のいい人はたくさんいる。
でも強運の持ち主は少ない。
一度きりでも運がいいと言えるが、
運のよさが続かなければ強運とは言えない」

続かなければ、とはっきり言っています。

それほど継続することは大事であり、
そうできる人が少ない故に、価値のあることなのです。

イチロー選手をみれば、納得ですよね。
日本でもアメリカでも頂点に立ったような人なのに、
それでもまだ地道なトレーニングを積んでいらっしゃいます。
あれほど尊敬を両国民から集めている人は本当に稀です。


継続することの意義をわかってはいるのに、
なぜ続けられないのでしょうか。

私が今までにチャレンジしてきたことの中で、
長続きしなかったことや意欲がなくなることと
長続きすることとの違いを考えてみました。

何にでも言えることですが、
始めたばかりの頃はとても目新しく、夢中になります。

でもどんなものにも、遅かれ早かれ慣れる時がきます。
その時が最初の壁です。
それを乗り越えても、スランプとか、失望、倦怠という様々なかたちで
何度も壁はやってきます。

中でももっとも危険なのは、「慣れ」ではないでしょうか。
スランプや失望とは違って、苦しさや辛さを味わうことがなく
ぬるま湯につかった状態で居続けられます。

当然そんな状態では、取り組んでも結果は出ません。
だから何かが違う、とは思うけれど、
それが慣れきってしまった自分の精神状態が原因だとは
気付きにくいものです。
そもそも、緊張感のない、なれてしまった状態にあることさえ
気付かないのですから。

だから何となく、つまらないと感じてやめてしまうのです。

逆に結果が出て、注目されるとやめてしまう人もいます。

何年、何十年と同じことを続けられる人が
ほんのごくわずかしかいないのは、こういうわけなのです。


では取り組む時に、なにを心に留めておくと良いのでしょうか。

まず、それに取り組むことの意義です。
自分に、また周りの人や社会、国にどんな影響をもたらしたいのか、
青写真を持っておくことです。
始める最初の段階でよく考えてみるといいと思います。

そして、一生懸命に取り組むこと。

誰にも注目されなくても、評価されなくても、
逆に高く評価されても、変わらず同じ姿勢であるためには、
謙虚さを持つことです。
そのために大事なのは初心と、感謝の気持ちが不可欠です。

今私達が快適に暮らせることや、志を持って何かに
取り組むことができるのは、自分の力だけで果たせることではありません。
過去の積み重ねの上にいて、できることであって
それを築き上げた人が大勢いるのです。
それがわかったならば、未来のために何かを残そうという気持ちが
湧いてくると思います。

その気持ちを感じられたら、大抵のことは継続できるのではないか
という位大きなものです。


この2点だけでも、物事の継続にはかなり役立つと思います。
また途中で方向性がズレることもないと思います。

わたくしはこれを師にしっかりと教え込んでいただきました。
もともと長続きできなかったのですが、
ことある毎に言われつづけたお陰で、一度始めたことを
途中で止めることはなくなりました。

事を成すには地道な努力以外ありません。
小さなことを、コツコツコツと。
これが、努力を最大限の効率で実らせる一番の方法だと
信じております。

ご一緒にコツコツコツコツ、頑張りましょう。




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