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女性から見た少子化問題 [一日一歩前へ!]

女性の友人と話をすると、よく結婚後も働くかどうかという話題になります。

働きたいという人がわたくしの周りには多いのですが、その理由を尋ねると第
一に収入のことが挙げられることがほとんどです。純粋に仕事にやりがいを感
じ積極的に働きたいという女性は、少なくともわたくしの周りにはほとんどい
ません。
彼女達は、このご時世だからそうするしか仕方がないと思っているのです。

30〜40年前は女性が家に縛り付けられるのはおかしいと言っていたのが、
最近は「女性が家にいるのはおかしい」「仕事をして当たり前」という風潮に
なってきました。専業主婦になりたいと言うと、男性は「それは困る」という
顔をされる人もいます。その内に白い目で見られかねません。
仙谷元官房長官は「専業主婦は病気」と言ったそうです。彼は暴言・失言がか
なり多いですが、この発言も女性からすれば非常に不愉快です。

今更言うまでもありませんが、女性が家にいるのが日本の社会の伝統的なあり
方です。実際に同年代の本音として「働かなくてもいいなら家にいたい」とい
う女性は沢山います。能力のある、働くことが生き甲斐という女性には、そう
できる場が既に整っていますが、「女性も働かないとおかしい」と画一化する
のは個人の領域に踏み込み、自由を奪うことです。

人生の選択肢としてどちらも選べる環境があることは、生き方の多様性が許さ
れた豊かな社会の証拠です。それが女性にとってはありがたいことで、安心し
て専業主婦に専念できる環境をつくることが、少子化に歯止めをかける最も有
効な策ではないかと思います。

女性からすれば子供を産みたくても不安要素が多いのが現状です。まず自分自
身の事としては経済的な問題。そして子供が育つ地域社会や教育現場の荒廃が
二大不安と言えます。そんな状況で子供を産み、きちんと育てる自信を持てる
わけがありません。これはどちらも「家」が崩壊していることに大きく関わり
ます。そしてもう一つ、子供を産むより夫婦二人の生活を大事にしたいという
意見も、「家」意識が薄れていることに起因します。

識者がどんな意見をお持ちなのかわかりませんが、この「家」意識がなくなっ
たことが少子化の根本的な原因だと思うのです。そうなった発端は現憲法の公
布と「家」を廃止した戦後のGHQによる民法改正です。その上に男女平等とい
う概念が出てきた為に、生理学的な男女の差を無視して、男性らしさ・女性ら
しさの区別もつかなくなってきたのです。

地域社会の荒廃にはもう一つの原因があります。
政治家と経済人は少子高齢化に伴う人口減少を危惧して、外国人受け入れを進
めようとしています。しかし、外国人増加に伴って凶悪犯罪が増えている事を
ご存知でしょうか?政府が受け入れようとしている外国人とは、欧米人ではな
く中国人です。そして外国人犯罪者の一位も中国人なのです。

外国人増加 ⇒ 治安の悪化⇒
「子供をこんな環境で育てたくない」と思う日本人が増える⇒少子化が進む
こんな悪循環が、恐らく誰も指摘しない現状ではないでしょうか。

先進国はどこも少子化が問題になりますが、フランスでは家族手当をはじめと
した総合的な子育て支援政策で出生率が上昇し、先進国トップクラス(1.92人)
となっています。日本の場合、少子化問題の根は憲法問題に辿り着くため、こ
のような福祉政策は一時的なもので根本的には改善しないのではないでしょうか。

憲法問題はすぐには進まないかもしれませんが、国防の面からも、あらゆる諸
問題が集約される火急の課題です。一刻も早く憲法問題への着手を切に望みます。



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