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人生はアッという間に過ぎてしまう。だから・・・(その4) [一日一歩前へ!]

———— 来年還暦を迎える私から 

        若い皆さんに贈る人生の智恵 ————


     今、伝えたいこと。(その4)

 「仕事は、楽しんでやりましょう。」 
 (どんなに困難な仕事も、後で振り返れば笑い話です。)



 『仕事も勉強も楽しくない!?』
 はたして本当でしょうか。
 例えば、算数の嫌いな小学生が問題を解けた時。
 例えば、与えられた仕事が好きではなかったが、
 努力の結果が良かった時。
 達成感と充実感を味わった事がありませんか。

 でも、そこに笑顔があったらもっといいですよね。
 これは、そんなお話です。


 「たった一人のとっぴな行動が、家族への信頼を生み、笑顔を作り出し、
 人の和を作り、困難な仕事に笑顔で立ち向かえた。」お話です。

 むかしむかし、仕事がうまく行かず難渋している男がおりました。
 しかし、その男は元来そのようなトラブルが嫌いではなく、
 むしろ、その様な事態で力を発揮できる事が大好きでした。
 但し、回りの部下達は無論そうではなく、
 就業後の余暇をどのように楽しむかに考え巡らし、
 早く通常作業に戻ることを切望していました。

 その男は、元々その部署の所属ではなく、
 他のセクションから、一時的に来ておりました。

 困難に直面している作業とは、物流システムの倉庫の自動化でした。
 以前からあった半自動システムを1基増設し、
 全自動化し、物流コストの削減、在庫数値把握、
 品質向上を目指した当時としては画期的なものでした。

 その男は、倉庫・コンピュータ室の設計、倉庫建設、
 システム設計、システム運用、コンピュータ購入、機材購入、
 テストランから本稼動までを一手に引き受け、
 本稼動前の教育とシステム運転への移行で、
 その部署に赴き陣頭指揮をとっていました。

 季節は冬に入り、外気温は氷点下を割り、
 高速シャッター1枚で仕切られた作業場も0℃に近く、
 数分で手がカジカミ、作業がはかどりませんでした。

 夏季休暇(お盆休み)から開始した作業から5ヶ月、
 机上のテストランでは良かったものの、
 インバーター(変換装置)の故障を始め、
 制御機器は、チャタリング(電子回路誤動作)を起し、
 いつになれば作業が終了するのか全くわかりませんでした。

 また、21:00頃になると他部員が帰宅の為、
 その作業者達の近くを通ります。
 さらに、「まだヤッテルの、お疲れ様です」と毎晩揶揄され、
 部下達に、心の中で「申し訳ない」と手を合わせていました。
 しかし、皆誰もグチを言わず黙々と作業をして行きました。

 ある日、夜の作業中に警備員が男の前に現れ、
 一人の部下に自宅から電話が入っている旨の連絡に来ました。
 通常、作業中の電話は取り次がない事になっているため、
 若い従業員は、その男に許可を求めました。
 夜間でもあり、家族に何かあってはと、その男は快諾しました。

 しかし、電話を終えて戻って来た従業員の顔は沈んでいました。
 個人のこと、家庭のことに関わることを避けるため、
 質問を差し控えようと一度は思った男も、
 余りに若者が生気を失っているので、止むを得ず質問しました。
 当初は何でもないと言っていた従業員の口から出た言葉は、
 その男が全く予期しない驚愕の一言だった。

 それは、若い従業員が毎晩遅いのは仕事ではなく、
 夜遊びをしているか、浮気をしているのではないか、
 と奥さんが邪推しているというのでした。

 男は、一瞬悩んだ。
 これで、若い従業員だけを帰宅させては示しが付かない。
 と云って、放置する訳も行かない。
 時刻は、とうに10時を回っている。

 今夜は、12時までと決めていたし、
 明日の作業も気掛かりである。
 皆、疲れている。
 であるから、ここで手綱を緩めれば気が緩み、
 明日は欠勤者が出ることも想定しなければならない。

 男は、決断した。
 従業員を集め、作業の即時停止を指示した。
 が、その部署の本来の責任者が猛反発をしてきた。
 まず、理由が不明であり、且つ、明日からの作業に支障をきたす。
 という、部署の長として至極当然な理由からであった。
 そこで、男は部署長を陰に呼び、
 釈然としないのは理解できるが、
 今日は何も聞かず指示に従うよう説得した。

 ところが、
 今度は、発端になった若い従業員が作業を続けると言い出した。
 ただし、外出許可を請求して来た。
 1時間半程度、一度帰宅したいと言う。
 中には、それなら自分もと思っている者もありそうだったが、
 外の者には何も許可しない代わりに、30分の休憩時間を与えた。

 その男は、警備員に連絡するため守衛室に足を運んだ。
 そこでは、一度帰宅する若い従業員が警備員に何かを頼んでいた。
 警備員は、男の顔を見ると途方にくれた顔をして、
 男に相談を持ちかけた。
 若い従業員の依頼とは、社則に違反する突飛な事であった。
 その男はその話を聞き、
 責任は自分が持つからと警備員を説得した。

 さて、若い従業員が社則を反してまで行った行動とは・・・・・。


 それ以後、今まで以上に結束が強くなり、
 作業は順調に終了した。
 その話は、今も従業員の間では語り草になっている。
 その中には、その男が当時上司の専務から、
 社則違反についてのお小言を頂いたことも含まれている。
 しかも、その専務は最後に笑い飛ばしたそうな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ。


    全てを自分の経験から得るには、人生余りにも短すぎる
    とは来年還暦を迎えるわたくしが心から思う事です。

    みなさまが思うより、人生はずっと短い、
    あっという間に終わってしまいます。

    みなさまご自身が有意義な人生を送る為に、
    このセミナーを是非ともご活用頂ければ幸いです。
    みなさまのお越しを心よりお待ちしております。


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     第89回 日本研究所セミナー
   第4回「仕事は、楽しんでやりましょう。」


 【日 時】7月18日(土)15時~ 17時

  当日は14:50 から受付を開始いたします。
  遅刻のないように時間に余裕を持ってお越し下さい。

 【場 所】 備屋珈琲店 恵比寿店 貴賓室ウエスト
  (JR恵比寿駅東口より徒歩3分)

    MAP⇒ここをクリック
    TEL 03-5488-1651

  店の入口右側の階段を上って直接部屋にお越しください。
  お部屋には遠慮なくお入り下さい。

 【受講料】 3000円

 【定 員】 6名

 【講 師】 入江崇仁

 【参加申込及びお問合せ先】

    Mail : irie@jpni.jp (入江崇仁)

   ※少人数制ですので、必ず予約をお願いします。
   ※前日、17日(金)15:00 まで受け付けております。
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