人生での「自己満足」のすすめ

自分の信じた道を進みたい気持ちは誰でも持っています。
でも実際にそうしている方はどのくらいいるのでしょうか。
わたくしの友人知人でもあまり多くはありません。

彼らはなぜそれができないのでしょうか。

わたくしも、自分らしい人生を生きたいけれど
難しいだろうなあ、と思っていた時期がありました。
それが怖いと思う気持ちがあるからです。

今まで人と協調しながら生きてきたので、
自分らしく素晴らしい人生というより、自分勝手でひとりよがりな事だという
気持ちがあったのです。
大人としても自己満足の人生は恥ずかしい、とも思っていました。

完全に自己満足とひとりよがりを混同していました。

自己満足という言葉は良い言葉として使われる事はあまりありません。
ですが、自分に関しては厳しい評価を下す方が多い中では
自分で自分に納得できる、という意味での自己満足は大変意味のあるものです。
なぜなら、それは自分の価値判断の基準が他人ではなく
自分にあるということでもあるからです。

ただし周りの意見がプラスになることもあります。
もしかしたら自分の進みたいと思う道は、悪影響や害のあることかもしれません。
自分や周りに迷惑がかかるとあらかじめ分かっている時に
引き止めようとしてくれている場合もあります。

それでも周りへの悪影響を顧みずに、自分の事だけしか考えていないことを
「ひとりよがり（自分勝手）」というのです。

自分が基準である事では「自己満足」と「ひとりよがり」は同じですが
他人の事が視野に入っているかどうかで、全く異なるものです。

大人の多くは社会性を備えているので
自分の事も客観的に見ることができる方が多いと思います。
その社会性が自己中心的でひとりよがりであることに歯止めをかけているのです。
ですから、自己中心的になりはしないかと過度に心配される必要は
あまりないと思います。

納得できる道を進むことは人生ではとても大事なことです。
それが日々の幸せに直結するからです。
日々幸せを感じて過ごすことが、家族や周りの方にも
どんなに良い影響を及ぼすことでしょうか。

ただ、人生に真剣な方ほど自分にとても厳しいのも事実です。

自分で選んだ人生に自分で満足できるとは
実はとても稀なことなのかもしれません。

だからこそ自己満足を大事にして生きてまいりませんか。


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