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人は自分の意外なところを映す鏡 [一日一歩前へ!]

先日、あることで協力者との間にもめ事が起きました。

私が主体となって実行することについて、
先を急ごうとする私に対して、時間をかけて慎重にしようとする協力者とで
意見が分かれたのです。

焦りからではなく、確信があるために早く結果を出したい私は
彼女の慎重さが足を引っ張っているように見えました。
またうまくいく確信があるので、
なぜ彼女がそんなに不安になるのか全く理解できませんでした。
協力してくれるはずの彼女が、逆に足手まといだったのです。

この問題の原因には、双方の意思疎通などいくつかの要因があると思いますが、
心理面で見てみると、意外なことが明らかになります。

一方が自分の気持ちを充分に感じないでいると、
相手がその気持ちの一部を感じ取ってしまうのです。

この例で言えば、わたくしが気づかなかった自分自身の不安を
彼女が無意識に感じ取って、「これ以上そのまま先に進むのは危険だよ」
と信号を出していたのです。

必要以上に不安や慎重になっていたのは、そのためだったのです。


このようなケースは、組織などではよく見かけます。

実際に目の当たりにしたのは、中小企業で社長はやる気満々
だけれども、社員はそのワンマン社長についていけない・・・
実際に社員の方々は病気だったり、疲れ果てて心身がボロボロという状態でした。

夫婦間でも起ります。忙しい夫についていけなくなった奥様が、
「あなたとはもうやっていけません」と置き手紙をしていなくなる
という例です。

これらは、不安や恐怖といった感情を見ることを
避けていることから起こるのです。
でも気持ちを日頃からちゃんと見つめていれば気づくことですし、
避けることもできるのです。

自分と人とのコミュニケーションや関係の裏側には、
お互いの感情が大きく関わっています。

人とのつながり、人間関係、そしてそれによって作られる
自分と相手の人生がうまくいくのは、そんなちょっとした心がけによるものです。

忙しいと一番おざなりになってしまうのが自分自身の心です。
時には自分のために時間をとってみませんか。




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