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それでいいのでしょうか。 [一日一歩前へ!]

ゆとり教育が失敗だったのは周知の事実ですが、
この政策はお受験が当たり前のこの時代に、
授業数を減らして心の余裕をもてるようにし、
学力向上を図るものでした。ですがその裏側には、
競争をできるだけなくそうという意図があったように思われます。
この結果、狙いであった学力の向上は果たせず、政策は失敗しましたが、
子供の向上心をなくすことには成功しています。
大人も子供も、向上心があれば努力をするものです。

全国統一テストでも、実施はするものの順位を発表しない
という方針になっています。受験した本人ですらも、
自分の順位がわからないのです。ますます向上心がなくなってしまいます。

ところで、教育に関しては、本人が自発的に努力すればいうことは
ありません。本人の自主性に任せるご両親もとても多いです。
ところが本人が自発的に努力するかどうかは、実はご両親次第なのです。

正確に言えば、子供が努力するような環境を親が用意してあげられるかなのです。
それをわかっているご両親は、公立校に子供を入学させません。
学級崩壊している環境に子供をおくことがどんなに危険か
よくご存知だからです。

子供時代に努力した人と、努力しなかった人は学力に差が出、
社会に出れば経済格差となります。

政府は経済格差を是正すると言いながら、教育面の政策は
結果的に格差の拡大を促進していることに気が付いているのでしょうか。
少なくとも私達は気が付いているでしょうか。

夫婦別姓にしろ、外国人参政権にしろ、どんな政策でも
理念が素晴らしければいいのではありません。ゆとり教育も
理念(うたい文句)は最初はそれなりに説得力があるものでした。
でも蓋を開けてみたら、単なる失敗どころか、
子供の荒廃を促進し社会にも悪影響が出てしまいました。

政策はまずやらせてみよう、政治のことはよく分からないから
任せておこう、で本当にいいのでしょうか?
いま政府が押し進める外国人参政権と夫婦別姓に賛成する方は、
もし実施されたら、社会にどんな影響が出るか充分に検討しているでしょうか?

政策の効果はすぐに出るものではありません。
10年、20年、50年、あるいは100年後に明確に表れるものです。
その時に社会がどうなるかの現実的な見通しが必要なのです。
でも閣僚の方々は全く言及していません
(「愛の・・・」などという全く具体性のない言葉は論外です)。
その位長い目で社会全体を見れば、これらは悪影響しか
及ぼさないと大変危惧しています。
推進者、賛成者はメリットだけに注目し、
悪い点を敢えて無視しているような気がしてなりません。

こんなことを書く私でも、つい先日までは政治には無関心でした。
未だに不勉強で、日々学んでいる身です。でも日本がどんどん
悪化していくのを見ていられなくなりました。

変化することはどちらかです。改悪か、改善か。
だから慎重な態度は必要ではないでしょうか。
日本がどちらの道をとるかは、私達国民が未来を予測し、
見通しを持って政治に関心を持ち、政治家を選び、
臆することなく声を挙げるかにかかっているとつくづく感じています。

勉強が必要なのは政治家はもちろんですが、
私達にも強く求められていることを感じています。





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