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上達の極意は「〜しようとする」こと [一日一歩前へ!]

わたくしは親元から離れて暮らしていますので
自分のご飯は自分でつくっています。
この生活も10年以上になるので
ご飯を作ることはごく当たり前のことですが、
お料理教室に通い始めた初日、衝撃を受けました。

新入生は必ず、最初に正しい包丁の持ち方と切り方を学びます。

わたくしは10年以上も我流でやっていたために、
包丁を正しく持つことすらできませんでした。
正しく切る練習になると、普段の倍も時間がかかってしまいました。

普段同じようにやっていることなのに、
意識的にすると、なんて下手なのだろうと落ち込む寸前でした。

でも、お料理のプロを目指しているわけではないので
包丁の持ち方・切り方はさして大事なことではない、
と思い、最初は家では無視していました。

ところが、お教室に通っているとそれではダメだということが
わかってきました。
深い理由は分からないのですが、我流では上達しなかったのです。

それで素直に練習することにしました。
お教室に通い始めて何ヶ月も経つのですが、
いまだに包丁を持つ時はぎこちないままです。

新しく学んだり、物事を始める時はもちろん、
今まで無意識に行っていたことを意識的に行う時も、
使わなかった能力を鍛え始めているのです。
ですからとても大変です。
苦労もするし、苦痛でさえあるかもしれません。

ところが、意識的に行うことはとても大事です。
無意識でもある程度のレベルまでは伸びますが、
限界があります。
それ以上の上達を望むなら「意識」が欠かせません。

なぜなら、まずこうなりたいというビジョンが先にあって
それに技術や能力が伴うからです。

皆様も今まで才能を磨いてこられた中で、
「上達したい」という意思があることに関しては
諦めなければ必ず、といっていいほど実現できたのではないでしょうか。

意識をしながら取り組むと、気持ちの後押しをしてくれるので
上達や成長がとても早くなります。
意識すればするほど顕著になります。

今目指していることや「こうなりたい」と思うことが
はっきりしていなくても、大丈夫です。
イメージしようとすることも、
それを明確にしようとすることも
立派な「意識する」ことのひとつなのです。

どんなことでもいいですから、ぜひ気持ちをこめて
一生懸命取り組んでまいりましょう。
わたくしのお料理も上達するように、頑張ってまいります。

 
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