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豊かさへの方向転換 [一日一歩前へ!]

BSEや毒ギョーザ事件、渦中の口蹄疫病など
食品の問題が立て続けに起きていますね。
生死に関わるものだけに、
ご自分が食べる食品の安全性に問題意識を持った方も多いことでしょう。

わたくし自身も、一連の食品問題がこれほど明るみに出る以前は
問題意識を全く持っていなかったこともあって、
産地を気にしたことはほとんどありませんでした。
ニンニクは中国産のもの、フルーツはアメリカのものでも
平気でいただいていました。

ただ、安全性を後回しにしていた理由の一つには
経済的なこともありました。

完全有機農法のお野菜や玉子、
汚染水域でない場所でとれた、新鮮なお魚などをいただきたくても
それらは手間ひまかかる分、とても高くなります。

月に一度ではなく、日常的に口にする食品ですから
積もると意外な額になってしまうので、安価なものを選ばざるを得ません。

同じように思われる方は、意外に多いのではないかと思いますが
いかがでしょうか。

ですが、ある時から、この考えをスッパリとやめました。

「経済性を何よりも優先させるのは仕方がない」
という考えは良くないとおもったからです。

例えば傘一つをとっても、100円・200円のビニール傘から
1万円以上の高級品まであります。
同じ値段で安いものが100本も変えてしまい、大変経済的に見えます。

どこにでも売ってあり不意の雨のときは便利ですが、
ビニール傘はすぐに壊れるし、錆びつくのも早いし
おまけに電車では他の人に取られてしまいます。

雨の後のコンビニにいくと、誰かが置いていった
壊れたビニール傘がたくさんあるのを
皆様も目にされたことがおありでしょう。

つまりビニール傘を使うのは、個人にとっては捨て金であり
社会にはゴミを増やすことなのです。

便利・安価に代表されるものがすべてこうだとは言えませんが
経済性を優先させていくことの結果は、必ずしもわたくし達にとって
良いことばかりではありません。

安価でそれなりのものを購入すればそれなりにお金は残るはずなのですが、
不思議なことに「安物買いの銭失い」なのです。

お金が少しでも残るように、と思っていても
経済性を追求した結果は、全然経済的ではなく
豊かにもなりません。

わたくし達が豊かになりたいと願って経済性を優先させているのならば、
実は経済性第一主義を抜け出すことが早道なのです。


社会の豊かさによって個人が豊かになる面もありますが、
個人の豊かさが社会の豊かさを作る側面もとても大きいのではないかと思います。

ですからわたくし達一人一人が豊かであることや
豊かになろうとするために価値観を変えていくことは
大変大きな意味を持っています。

自分が大事にしたいと思うものや
心から愛しているものを選び、身の回りに置くことでそれはできます。

わたくし達の真の豊かさを少しずつ増やしてまいりましょう。


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